費用の実際

冠婚葬祭はお金が掛かることで知られていますが、葬儀も当然その例に漏れません。大抵の家では予算が限られていますから、葬儀業者も失礼ながら最初に尋ねることになります。ただ最初といっても、会話の冒頭という意味ではありません。新興の葬儀業者であればいきなり聞いてしまう人もいるようですが、少なくとも筆者のようなベテランがお金の話から始めることはありません。一通り喪主の希望やイメージを聴き取れば、長年の経験から自然と費用や予算が想像できるからです。「最初に」と申し上げたのは、あくまでも細部の詰めに入る前に聞いておくという意味です。詰めの作業は予算を前提としたものですから、どうしても必要な質問になります。その際、業者としては見積額が適正であると納得してもらうことが大切です。また予算に合った斎場を選択することも欠かせません。もし広い会場で細々とした葬儀が行われれば、喪主は大恥をかくでしょう。客にそのような失礼をはたらくわけにはいきません。狭い会場に沢山の会葬者を呼び込むのも禁物です。喪主だけでなく、会葬者に不快感を与えてしまいます。見積額の算出や斎場の選定は、ベテランの葬儀業者に任せれば間違いありませんが、アドバイスの仕方には業者の人格が影響します。最終的には業者が信頼できる人かどうかをよく見極め、喪主自身が決めることになります。因みに筆者でしたら、アドバイスとして以下のような項目を挙げさせていただきます。副葬品の準備、受付の手配、会葬者の人数予測、親類の人数予測、生花のリスト、挨拶の準備、精進落としの準備、献杯の依頼、喪服・お布施・お車代・お膳代・数珠の準備等です。

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